物件探しでときどき見かける「未公開物件」とは?本当にお得なのか?
2023年3月3日
物件探しでときどき見かける「未公開物件」とは?本当にお得なのか?
住まいの購入を検討してネットなどで物件を探していると、「未公開物件あります」といった広告を目にすることがあります。「未公開」と聞くとお得な気がする……という人もいらっしゃることでしょう。でも、本当に未公開物件はお得なのでしょうか。
未公開物件は一般的に、ネットの不動産ポータルサイトなどには掲載されていない、売主から依頼された不動産会社のみが取り扱っている物件のことです。詳しく解説するため、まずは不動産の情報が流通するまでの流れをご紹介しましょう。
ある人が、手持ちの不動産を売りたいと思ったとします。その場合まず、不動産会社に売却の仲介を依頼することでしょう。依頼された不動産会社は、物件の情報を不動産会社間で情報を交換するレインズ(不動産流通標準情報システム)に登録します。
このレインズというシステムは、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構によって運営されていて、基本的に不動産会社しか見ることはできません。売主から依頼された以外の不動産会社は、レインズを通じて物件の情報を知り、自社のサイトや店頭に掲載するわけです。
売主が複数の不動産会社に依頼している場合は、レインズに登録する必要はありません。しかし、売主が1社のみと専属契約を結んだ場合は、宅地建物取引業法でレインズへの登録が義務づけられています。
レインズへの登録は、依頼を受けてから最長でも7日以内に行わなければならないと定められています。それまでの間は、専属契約を結んだ不動産会社のみが取り扱うことのできる「完全未公開物件」となるわけです。
実は、ほかにも完全未公開物件となるケースがあります。不動産会社そのものが売主となっている物件です。
不動産会社が自社で所有している物件を販売する場合には、レインズへの登録義務がありません。ですから、未公開のまま自社の顧客にのみ紹介できるのです。
完全未公開物件ではなくても、一般的に「未公開物件」と呼ばれるケースは存在します。売主が「ネットなどで広告してほしくない」と思った際に、不動産会社との契約を専属ではなく一般契約にして、レインズへの登録を避けることがあるからです。
また、売主と契約していない不動産会社がレインズで物件を見つけたとしても、自社のネットで公開するまでには半日から2日間程度のタイムラグが生まれます。その期間はネットで検索しても物件情報が出てこないため、一時的な未公開物件といっていいでしょう。
未公開物件と聞くと、「広告しなくても買い手が決まる優良物件」「ごく一部の顧客にしか紹介したくないお得な物件」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、そうとは限りません。
未公開物件になる理由には、さまざまなものがあります。例えば、売主が「借金や離婚が理由で売却するので近所に知られたくない」とネットへの公開を避けるケースなどです。また、近隣トラブルがある、事故物件であるといった理由で、未公開になっていることもあります。
さらに、「未公開物件」という言葉の持つ良いイメージを利用して、顧客情報を集めるネット不動産業者も存在します。「未公開物件多数」といった売り文句は、まず疑ってかかることが大切です。
不動産会社が自社所有物件を販売しているケースなど、未公開物件の中には本当にお得な優良物件もあります。不動産の売買は基本的に先着順ですから、見つけたらすぐにでも購入手続きを進めたいところです。
ただ、住まいに対して何を求めるかは、人によって違います。未公開物件だからといって、必ずしも自分にとって住みやすい家であるとは限りません。
大切なのは「未公開」という言葉に惑わされないこと。本当に優良物件なのか、自分や家族にとって住みやすい家なのか、よく比較検討して冷静に判断しましょう。
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