ネット銀行いくら借りられる?~ネット銀行編~
住宅ローンの変動金利の中でも非常に低い金利を適用しているのがネット銀行です。
今回は「ネット銀行で自分がいくら借りられるのか?」について、計算式も含めてお伝えします。
ぜひご自身に当てはめてお読みください。
住宅ローンの借入可能額を算出するために必要な情報は、大きく分類して「年齢」「年収」「現在の借入」の三つです。
(1) 年齢
本審査を行うときの申込年齢ですので、具体的には、正式申込書の記入日時点となります。
住宅ローンは最長35年返済、最終完済年齢79歳ですので、年齢が44歳以下の方は最長35年返済が可能です。
(2) 年収
給与所得者は前年の源泉徴収票の年収(ただし、1月申込みの場合は前々年)、確定申告者は前年度の確定申告書の所得(ただし、1~3月申込みの場合は前々年度)を見ます。
歩合比率の高い営業職については、直近2年分の源泉徴収票の低いほうを見ます。
この年収が、住宅ローンを審査する上での「審査年収」となります。
(3) 現在の借入
返済予定表、借入明細、残高証明書、オンライン借入情報等から、現在の借入の「月々の返済額」「残高」「資金の使い途」を確認します。
必要な情報が揃ったら、「総返済負担率」と「審査金利」を使って借入可能額を算出します。
(1)総返済負担率
総返済負担率とは、年収に占める「全ての借入」の年間合計返済額の割合です。
銀行ごとに、一定の年収を境に異なる割合を設定しています。
また、「全ての借入」には以下が含まれます。※1
※1 今回申込みする住宅ローン以外の住宅ローン、不動産関連ローン、自動車ローン、教育ローン(奨学金含)、カードローン(クレジットカードによるキャッシング、ショッピングの分割払いやリボ払い)、物品の割賦購入、事業用ローン、など。
(2)審査金利
借入可能額を算出するときには、実際の借入金利ではなく、審査金利を使用します。
審査金利のほうが借入金利より高く設定されています。
例えば、上記ネット銀行A社の場合、審査年収が480万円だと総返済負担率は35%以下ですので、
480万円×35%=168万円
となります。
こちらは年間の返済上限額ですので、月々の返済上限額は14万円となり、そこから割り出した借入可能額は
3,509万円となります。※2
仮に他のローン返済が月々5万円ある場合は、返済上限額が9万円に下がりますので、借入可能額も下がり、
2,255万円です。
このように、必要な情報を一つずつ確認することで、ご自身でも、「ネット銀行で自分がいくら借りられるのか?」のおおよその金額を把握することができます。
具体的な数字から、無理のない資金計画を立てていきましょう。
※2 借入可能額を算出する際は、金融広報中央委員会の「知るぽると」のサイトを活用すると便利です。
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/sikin/menu/s_gendo.html
代表:駒崎竜
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