フラット35と併用できるローンとは?
フラット35は、融資率(「諸費用+住宅の建設費または購入価額」に対する借入額の割合)が9割を超えると、金利が高くなります。
9割超の融資を受けたいときに、金利を抑える良い方法はないのでしょうか?
今回はフラット35と併用できる「プラスローン」についてお伝えします。
まずは両者の金利差についてみてみましょう。
出典)住宅金融支援機構
フラット35は取扱金融機関によって金利が異なります。
上の表のとおり、2022年5月現在、融資率9割以下の最も多い金利は「1.480%」、9割超の最も多い金利は「1.740%」です。
この金利差で返済額にどのくらいの差が出るのかを試算してみます。
試算の結果、融資率が9割を超えると、毎月返済額は4千円、総返済額は162万円多くなることがわかります。
融資率を9割以下に抑えるには自己資金を準備するという方法もありますが、それが難しい場合に利用できるのが「プラスローン」です。
プラスローンとは、フラット35の9割を超える部分に融資するローンです。
「プラスローン」というのはあくまで総称で、具体的な名称は金融機関によって異なります。
金利も金融機関ごとに違いますが、金利の範囲はおおよそ年2.3%~年3.5%です。
では、10割の融資を受けたいと思ったとき、すべてフラット35で借り入れた場合と、フラット35とプラスローンを併用した場合、それぞれ返済額はいくらになるのでしょうか?
試算してみましょう。
プラスローンを併用したほうが、毎月返済額は1千円、総返済額は61万円少なくなることがわかります。
ただし、プラスローンの注意点として、変動金利だということと、金利が高めに設定されているということが挙げられます。
利用にあたっては十分検討が必要です。
また、借り入れ後に繰上返済を行う場合は、プラスローンから行うのが賢明です。
金融機関によってはプラスローンの取り扱いがないところもありますので、事前に確認しましょう。
代表:駒崎竜
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